クライミング映画レビュー♪
お久しぶりです!スタッフの宮嶋です。毎週更新しようとしていますがだいぶ空いてしまいました。FBでも顔を出していませんが、R&Fには健在ですので今年もよろしくお願いします。
クライミングの映画、けっこういろいろありますが、先日みた2本の感想でーす^^
※ネタバレ注意なので、気にする方は閲覧しないでくださいませ
☆ クライマー、パタゴニアの彼方へ
ワールドカップで世界王者となった、デビット・ラマが難攻不落の山「セロトーレ」にフリークライミングで挑戦する姿を捉えたドキュメンタリー。
ふだんインドアのみで登っている方には新鮮な内容かもしれません。トラッド、ボルト、スポートクライミング・・、そもそもフリークライミングのフリーってなんなの・・?みたいなかんじです。自分も詳しくはありません。ですが、クライミングの原点を感じさせるとても良い映画でした。マニアックといえばマニアックです。
最近悪意あるチッピング事件が多発していますね。「山/岩を登りたい」というのも人間のエゴで、そのために自然(場合によっては神様)をボルトを打って傷つけてまで登る人間の安全を確保、欲求を満たすのはいけない!というせめぎあいも描かれていました。
(※これも言ってみればチッピングの一種でしょう。ただ最近の事件は明らかに悪意を感じます。)
個人的に、目標とは別のルートを気分転換に登ってみようという提案を、ラマが退けるシーンがとても悲しく痛々しく感じました。目標以外のクライミングも素晴らしいものなのに、追い詰められたラマが仲間と衝突するシーンでした。
☆ 運命を分けたザイル
これは・・撮影するのも命がけだったのではないでしょうか。昔の映画ですが、もうクライミングというかサバイバルですね・・。2時間自分も苦しい気持ちでいっぱいになってしまいました(^^;
それだけ虚飾のない、娯楽映画ではないということです。ロープワークが好きな人にはちょっと面白い部分があるかもしれません。大事なのはその場で考えること。自分の頭でなんとかすること。
恐ろしいですけど、おすすめです。
それでは、来週もがんばって更新します^^