グレードが「カラい」ワケ
新年あけましておめでとうございます。
厳しい寒さが続きますね。ぜひこんな時はジム遠征修行にR&Fに来てほしいです~^^
遠征といえば・・よく他ジムに行くといつもより登れなかったりしませんか?実際ジムによってグレード感もさまざま・・ということもあります。今回は「なぜグレードがカラくなるのか!?」について考えます👓
理由は単純に二つ
①強い人が多くて、その人たちの求めるレベルに合わせている(実際難しい)
②他ジムから来てそのジムに慣れていない(自分に原因がある)
①について
基本的に、ホームジムのお客さんにレベルを合わせたいものです。
自分の中に、スタンダードとなるグレードがあります。例えばそれが3級だとします。アップではなく、サーキットで登り続けて精度と持久力を上げていきたい/オンサイトグレード。「強くなりたい」と考える人は当然このスタンダードを引き上げれば、最高強度も上げられる と考えます。
どんなレベルの人も、最高グレードだけ打ち込んで強くなれることは稀です。あるとしたら相当に打ち込んで絶対的に結果を出し続けられたときのみです。たいていの人は最高グレードだけをやっても、ゴールまでいけないし、局所的な疲労が抜けなくなる上、トライ数は減るので体がなまっていきます(-_-;)
すごく平たく言うと、最高強度を上げるにも基礎練が大事ってことです。基礎が3級(仮に)とすると・・3級を引き上げると当然他のも悪くなってしまう・・1,2級は3級よりしっかり悪くて当然。果てしなくなります。。で、4級5級の差が広すぎてもだめです。気づいたらすべてのグレードが悪くなっている・・
強くなりたい人は、たいてい「キツイ=伸びしろがある」とポジティブに感じます。理想を求めた結果こうなってしまうのです(;´・ω・)ジム側としては悪気はないのですが反省ですね。。決して威圧的なわけではないのですよ。
ちなみに、強くなる志向の大きいジムで、他ジムから遠征して登れなくても、恥ずかしいことは全くありません!できそうな課題ばかり探さなくても全然だいじょうぶ!なぜなら強い人は、強くなるために壁にぶつかって頑張る人を温かく見守ってくれるからです。気兼ねなくチャレンジしましょー⁑
②アウェイのジムに行った場合
他ジムに行って「このジム辛い!」と思ったことありませんか?
主観で判断したくはなりますが、まず自分のオンサイト能力(クライミング能力の総称といってもいいのではないでしょうか❓)や経験値を振り返ってみてください。
以前のブログ「クライミングの幅と自由」でクライミングはグレードよりも幅だとお話ししましたが、幅のない人は他ジムではホームジム並みに登ることはできません。壁の形状、ホールド、セッター、ムーブなどの違いで登れなくなってしまうのです。とりわけ苦手な要素が多いかもしれません。
そして何より・・何回トライしたか。まったく違うはずです。
新しいジムや岩に行くと、新たな体験ができます。それを幅を広げるチャンスと思いましょう♬ まずはいつもと何が違うのか?をしっかり観察し考えましょう。ホームジムでも普段どれくらい自分が考えているかが問われます。
自分や課題を否定せずにがんばりましょうね^^💛謙虚な気持ちもだいじです。 どうしても難しく感じて心折れてしまう場合は、ほかの人に相談してみましょう。