岩課題のネーミング

梅雨に入ってしまいましたね。本気で岩もしばらくお預けです。じめじめして気分も憂鬱ー(>へ<)

 

今回はそんな日に思いを馳せる岩のお話です。岩のお話(笑)昔話みたいですね

岩にはラインがあり、そのラインの初登者さんが名前をつけていますね。センスを感じるラインの名前がたくさんあるので少しご紹介したいと思います^^

 

「坂の上の雲」 恵那  初段

オウダン岩

司馬遼太郎の小説のタイトル!ととても印象に残りました。実際岩をみてみると、ハイボールでホールドがたくさん・・人気課題なのかチョークがいっぱいついておりました。

そもそも、この由来は 日露戦争後、日本がどこに向かっていくかわからない、坂の上の雲のように、どこへともなくふわふわと浮かんでいる不安な状態を比喩したそうです。

つまり、これらたくさんのホールドをどうやって使いこのハイボールをトップアウトするのか。初登する人っていうのは当然登り方は自分で考えるわけです。答えは自分で何もないところから見つけるわけです。高さに不安を持ちつつ、一手一手つないだその感覚が、この課題名に表れているような気がします。

ちなみに、私たちがこの岩を前にしたとき、いつもここに通ってるらしき方がムーブを細かく教えてくれちゃいました。よってこの課題「坂の上の雲」は私たちは味わえていないということなんでしょう。複雑!笑

 

「イコン」 瓢 四段

イコン

最上流の奥にひっそりと、しかしどっしりと立つでかい岩。うす暗がりで見ると、「もののけ姫」にでてくるだいだらぼっちが立ち上がろうとしてるように見えます。正直暗がりでみると不気味です。

最初にネガティブな印象を語っちゃいましたがとても存在感のあるいい岩です。ただ、この美しいどっかぶりでラインは際という。

イコン・・・「聖像画」です。神秘的な雰囲気をとってこの名前をつけたんじゃないかなと思います。神様。神様って、宗教的な意味ではなくて、自分が神様だと思ったものがそうなのかもね。その人にとってこの岩がそう見えたんですね。

 

「明鏡止水」 遠山川 五段

神楽ケイブ

明鏡止水・・・邪念がなく、澄み切って落ち着いた心の形容。「明鏡」は 一点の曇りもない鏡のこと。「止水」は止まって、静かにたたえている水のこと。どうやら、この課題の初登者さんのお人柄を表しているとか・・!そんな仙人のような方でなければ、5段は遠いのでしょう。ちなみにロクスノ今月号にも紹介されていましたね。

たとえ一般人には触れもしなくても、この素晴らしいルーフの中を曇りなく集中しきる姿が脳裏に浮かびますね。人ってどこまで挑戦するのでしょうか?

それは、楽しいとか、幸せとかを超えたものなのだと思います。明鏡止水。

 

5月の終わりがけに、フクベソロデビューしたんですが、それ以降怪我したりなんとなくの体調不良で行けてません・・

しゅん('')岩に行くと元気になりますからねー 早く行きたいです。岩ではたくさんのことを学べますからね。精神統一にはもってこいの場所です。とくに、一人では。

 

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