トレーニングという外岩

こんばんは、スタッフの宮嶋です。

ルーフにホールドを付けて課題を作っていたら、ブログの更新が夜になってしまいました。時間かかりすぎですね^^;

先日豊田へいったときの出来事。

帰りがけにパーマン2を観に行ったら、地元のおじいさんクライマーがいらっしゃいました。

おじいさんは言います。パーマン2のスタートは一番下のガバであると。その次のガバからスタートする人が今はほとんどなのだけど・・

一番下のガバは、膝より下にあるような位置で、次からスタートしても十分SDできる高さ。自分の知人も先日次の手からスタートして完登したばかり。下ガバからはすごくやりづらくて、なんでなんだろうというのが自分の純粋な疑問でした。そして、おじいさんの言ってる意味を考えてみました。

 

おじいさんはたぶん70歳くらい。このおじいさんが現役の時は、おそらくジムなんてなかったでしょう。

つまり、岩・ボルダー(=巨礫)がクライミングの唯一の練習場。たしか平山ユージ氏も若いころ石垣を往復するトレーニングをしていたはずです。岩の欠けている部分が、ジムでいう多様なホールド。岩で練習するにはホールドを使えるだけつかい、限定をして、課題を増やし、トレーニングにしていた、クライミングのムーブを楽しんだのでしょう。ちなみに、外岩のホールディングの多様さにはいつも驚かされます。

はじめは、個人的に限定にあまり魅力を感じなかったのですが、そういう理由だったのかなあと考えを改めました。

 

クライミングの歴史はもっと奥深いでしょうけど、先人の踏んだ道のりをわずかに感じた出来事でした。

 

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